職住一体型のオフィス「おもや」で、仕事もプライベートも満喫に

こんにちは。２０２１年から、はたらくものづくり村の広報を担当している坂口です。

２０１９年に完成した「かってば」と「ながや」に加え、２０２０年には「おもや」、「ひろば」の畑や休憩小屋と、ものづくり村のコミュニティも随分と変化を遂げました。

ここ数年、新型コロナウイルス感染症拡大やウクライナの戦争など私たちの暮らしを揺るがす出来事が重なり、働き方や生活の一部を変更したり、試行錯誤する中で２０２３年を迎えている方も多くいらっしゃるでしょうか。

ここ、はたらくものづくり村も例外ではなく、少しづつ形態を変えたり、集う皆さんと一緒に頭をひねりながら粛粛と時には賑やかに、交流を深めたり、関わり合ってきました。

前回から少し時間が空いてしまいましたが、引き続きこちらで、ものづくり村に集う人々の様子や景色をお届けできたらと思います。

今回は昨年の１１月に移住検討を兼ねて「おもや」に３週間滞在された、デザイナーである高田さんと鈴木さんのお２人です。滞在のきっかけや暮らしぶりなど、体験記を通して足寄・十勝での生活を身近に、これから滞在をされる方は参考にしてもらえるとうれしいです。

はたらくものづくり村滞在のきっかけを教えてください。

僕たちは現在社会人２年目で都心に勤めていますが、お互い地方出身ということもあり、将来的には都会ではない場所に拠点を移せたらという思いがあります。パートナーが北海道出身なこともあり、先ずは北海道から移住先の候補を探し始めました。

移住をできる施設をネットで探す中、ドット道東が手掛けた冊子「.doto VOL.1 アンオフィシャルガイドブック」ではたらくものづくり村の存在を知り、コンタクトをとったことが滞在のきっかけです。

滞在中のスケジュールを教えてください。

平日はリモートワークに勤しみ、週末はレンタカーを借りて阿寒湖や知床、釧路湿原まで足を伸ばしました。道東の綺麗な自然に触れたり、厚岸の牡蠣や中標津のピザ、帯広の豚丼などのご当地グルメも堪能できました！町内では動物化石博物館やカフェ、野中温泉や芽登温泉といった温泉巡りもとても良かったです。そのほか放牧酪農や狩猟体験ツアーにも参加しました。

カウンターテーブルで２人並びリモート作業

町内のハンターと一緒に狩猟を体験。運良く蝦夷鹿を仕留める瞬間と立ち会う

初めて仕留めた鹿肉をはじめて自分たちで調理し、実食。野生の味を堪能した

足寄町で滞在する中、印象的だったことはありましたか。

狩猟体験ツアーや放牧酪農ツアーを通して、旅行では行けないような場所へ連れて行ってもらえたほか、施設の隣にある「かってば」でのイベントにも顔を出し、足寄の方たちとお会いして、コミニュケーションをとらせていただいたことです。きっかけがないとその土地の方とお話することは難しいので、普段なかなかできないような交流をできたのが印象的な滞在でした。

放牧酪農ツアーで間近に見る牛たち

時期的に放牧期間は終了していたものの、放牧酪農地に連れて行ってもらい壮大な景色を目の当たりに

隣のレンタルスペース「かってば」にて。この日はおかずの量り売り販売があり、お昼ご飯を調達

事前アンケートにて、利便性の面や町・人との関係性などを心配されていましたが、そちらはいかがでしたか？

休日はレンタカーを利用していましたが、平日は車がなかったので少し不便でした。ただ、スーパーやコンビニが徒歩圏内にあるのと、飲食店も近くに沢山あるので、困ることはなかったです。

「おもや」の住み心地はいかがでしたか。本州での日常と違いがあれば、教えてください。

冬の間も暖かく住みやすかったです。土足で上がれる所が多く、家を出入りする際にとても使い勝手がよかったです。洗面所やお風呂、トイレを除いてドアがないため、閉鎖的でなく、コミニュケーションが取りやすい空間でした。
また、朝に入ってくる光が気持ちよく、窓から外の景色を見渡すと山が広がっていて、普段自分たちが暮らす家の景色とは違い新鮮でした。いつも就業ギリギリまで寝ていることも多いですが、こちらに来てから早起きをするようになりました。
あとは、平日と休日にメリハリがつき、休日を楽しみに、平日も過ごすことができました。